阪急電車 有川浩
最近本屋でよく平積みになってますね。有川浩は深夜アニメになってる「図書館戦争」の作者でもあります。
阪急今津線の宝塚〜西宮北口間の駅を、それぞれの人のストーリーで進んでいきます。
訳ありげな女性とか、出会ったばかりの男女とか、そのカップルのその後とか、前の駅で脇役だった人が次の駅では主人公になっています。悪い人にはきっちり報いがあるところなど、とにかく読後の爽快感がいいですねー!図書館で借りちゃいましたけど、文庫落ちしたら買うなあ。
寝取られ結婚式や迷惑なおばちゃんのくだりは、以前常駐していた某所冠婚葬祭板や家庭板を思い出す光景!読んでいて作者名は男っぽいけど、この視点は女性でしかありえない!と思いました。
名前は出てきませんが、甲東園で大学って言ったら関学だし、小林の大きいスーパーはイズミヤだし、無印の入ってる北口のショッピングビルはアクタで、半額セールになってるアイスクリーム屋は31♪
「涼宮ハルヒの憂鬱」もそういう楽しみ方ができる本ですが、ビルの上の鳥居とか、分かる人には「ああ、あそこ」ってニンマリできるのが楽しいです。
甲東園と仁川の間の切り通し、蕨でいっぱいなのかな。私は阪神岩屋の駅で蕨が気になるので、すごい共感湧きます。普段から電車に乗ってる人を見てその後を想像したり、こんなことが起こったらと妄想したりするので。(高野文子の漫画にも同じようなものを感じます)作者さんとお話がしてみたいと思いました(笑)。
検索をすると、やっぱり駅をたどって写真を撮ってる方もいらっしゃいますねえ。
宝塚には時々行きますが、今度小林で降りてみたくなる一冊です。
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ストーリーわかっていても読み返すと心が晴れますね^^
その話をしていた本物のえっちゃんがこの本を読んでいたら面白いなあと思います。
うまくまとまるところはまとまって、何回読んでも楽しいですよね〜。
阪急の張り紙が神戸新聞に載ってました。
あら残念。ツバメはまた来年ですねえ。