
母は軽く認知症かな、と思われる頃から歯磨きが大嫌いになりました。多分元々嫌いというか、面倒に思っていたのでしょう。
私も面倒で嫌いです。年に1回は歯医者に行く羽目になってます。歯磨きが適当なのは母も適当だったからかなあ。
食後に歯を磨くよう言うにと怒る、後でやると言って後で言うと「もうやった」と怒るなど。上は入れ歯ですが、下は半分以上残っていたんです。介護が始まってからは、こちらで磨いていましたが、上を向くガラガラうがいができなくなりました。
ある時、姉がうっかりマグカップでつけ置きしていた入れ歯を飲み物のカップと間違えて電子レンジにかけてしまったことがありました。
一部溶けてしまったので、作り直すために歯医者に行くことに。
母は車椅子です。いつも行っていた歯医者は入り口に大きい階段があるので行けなくなりました。
私は訪問歯科を呼べばいいと思っていたのですが、姉は片付いていない自宅に他人を入れることを極力避けたがります。
たまたま近くの歯科医院が段差にスロープを付けてくれることが分かったので、そちらに行くことにしました。
そして診察してもらうと、入れ歯以前に歯の治療が必要で、上に残っている歯の根元と下の歯の根元、合わせて6〜8本は抜かねばならない状態と。母の痔病が多すぎるので、兵庫医大での抜歯を紹介されました。
そして兵庫医大に予約を取ってもらい、そちらでまず診察すると入院しての治療をすすめられました。
しかしフル介助が必要な母を置いていくのがためらわれました。透析のため血液サラサラ薬を飲んでいるので止血だけが心配でしたが、帰宅するかわりに2回に分けることになりました。
兵庫医大の歯科、問診でまず若い先生が聞き取りしてくれるのですが、それが治療する診察の先生に伝わってないの、なんとかならんかな。
また予約をし、抜歯は無事に終了。綿を口に入れて圧迫するよう言われましたが、母はすぐそれを忘れます。帰宅する頃には口の中が血まみれに。あまりにも止まらないので、電話で先生に確認すると、指を入れて1,2時間押さえてくださいと。
母の口の中に指を入れて、血が止まるまで歯茎を押さえ続けた数時間。あの苦労ももう懐かしい。
この治療が終わってようやく新しい入れ歯を作ることができました。
結論として、歯の治療は早め早めがおすすめです。体力とか持病とかで治療がしにくくなります。
高齢者の歯のケアとしておすすめなのはコンクールF。
Twitterでバズってたのも見たことがあります。匂いがなくなるし、刺激が弱めです。
姉が成分的に気に入って選んでいた入れ歯洗浄剤、廃盤になると聞いて買いだめしたんだけど、箱買いしたのが残ってしまった。タダでいいんで誰かもらってくれないかなあ。
お役にたてましたら

ケアの苦労お察しいたします。
歯がいかに大事かということ、身に沁みて感じています。
私事で恐縮ですが、10数年、前歯が欠けたのを機に、歯医者に延々通い始めました。あっちこっちの虫歯の治療に延々通い続けました。完治後は3ヶ月に1回のメンテナンスを続けております。
お陰で今のところ無事でおります。
定期的なメンテ、大事ですね。私はメンテに通わずとも年に1回トラブルが起きて、メンテのような状態です。
でもやっぱり歯磨きは苦手なので、高齢になったら歯がダメになるだろうなあという予感がありますね。