
朝、起きると雨。レーダー予想を見てもしばらく雨。
母は変形性膝関節症で、あまり長い距離は歩けないんです。通夜の日は車椅子で行きましたが、雨ではさすがに無理なので、ダンナにカーシェアの車を予約してもらいました。
車で母と姉2を迎えに行き、ベルコへ。福祉センター筋側に到着するとちょうど出棺の車に乗り込んでいるところで、警備員さんの指示で裏門へ。こんなとこもあったんだ。
式場で担当の方に副葬品を預けます。
自分が赤ちゃんの時の写真とか恥ずかしいので、折りたたんで見えないようにしていたのですが、後で広げて置かれてました。うわあああ。
姉2が囲碁の本、戦艦の本とおかきを持ってきていました。血糖値を気にしてはいたけど、おかきが大好きで、でも春からずっと美味しく食べられなかったんです。それを思うとまたぶわっと涙。
開始までの待ち時間は集めた写真のスライドショーがずっと流れていました。
退職後の夫婦旅行の写真が多めになっちゃった。ダンナはこんなに旅行に動かないだろうなあと思いつつ眺めておりました。
ダンナは担当の方から「スマホで撮影係になってあげてね」と指示されており、撮っていいタイミングに困っておりました。
昨日聞いた、偉い導師さまが到着で控え室にご挨拶へ。やはり御座候の話をされました。
告別式も母方の叔父夫妻が来てくれました。
式が始まると、司会の方が昨日聞き取ったほんの少しの父の話から作ったナレーションを。
生まれから戦争、仕事、家庭での父親像、定年後など、時代背景もうまく入れて一生をまとめられていて、私も文字書いてまとめる仕事だけど、すごい、と泣きながら少し冷静に。
スライドショーは「涙そうそう」、ナレーションは「糸」がBGMでした。
読経も終わり、ありったけの花と昨日書いた短冊、もってきた本や写真・おかきを置いて、最後に花束を置いて、フタがされるともう開けられません。
ダンナが男手で呼ばれて、担当の人に写真も撮ってと言われて右往左往する。
式場から出る時のBGMは「千の風にのって」。
小降りだけど外は雨。母と車椅子を積むのにちょっと苦労。
車で満池谷へ。母と車椅子を下ろすのにすごく苦労。導師さまも到着しています。もう一度読経。
何度か経験していますが、あの扉が閉まってボタンを押される瞬間はつらい。

また式場へ戻って精進落としです。
部屋に父の遺影と位牌が飾ってありました。
お料理に全員が見たことがない食材があって、必死に調べると青いオニクルミでした。初めて食べた。美味しい。
食後少し休憩して、また満池谷へ。
少しだけ待合室で待ちます。普段着で夫婦だけで待ってる人がいました。直葬かなあ。
骨壺に自由に入れるか、解説付きでその骨を入れるかが選べました。解説付きで足の指から上に順に入れる方を選びました。前立腺がんの薬の副作用で骨はスカスカと聞いてたけど、結構しっかりしてるやん。
骨上げをすると、諦めというか少し気が抜けるんですよね。
次はまたお骨と一緒に式場に戻って初七日の法要です。少し小さめの部屋に移動。食事の部屋とか、結婚式場だった時は何用の部屋だったんだろうと考えてしまう。
こちらは昨日来られたいつものお坊さん。
読経が終わり、四十九日までに位牌を作るように言われました。普通のものと夫婦位牌がありますと。そういえばダンナ実家のは夫婦位牌で片側空いてるわ。
そして四十九日までの間の七日ごとの法要を案内されました。いやいやいやいや待って待って無理だから!平日だし仕事あるし、母は一人で対応できないし。祖母の時、父はやってたんでしょうねえ。これはまた相談して、電話することに。
雨がひどいので帰りはまたダンナにカーシェアの車を頼みました。一緒に担当の方も来て、遺影や位牌、仏壇のセッティングをしてくれました。支払いに関することは翌日、別の人が来て請求書を持ってくるとのこと。
これですべて終了です。ベルコ、お願いしてよかったです。細かいところまで行き届いていて、もちろんお金を出したから、という部分もありましたが、満足です。継続して会員になりませんか、というお誘いもありましたが、それはもういいかなあ。
これからやることがまだいっぱいあるよな、と思いながら、今日はもう何も考えないようにしようと思いました。
持って帰ったお供えの果物がどれもいいやつで美味しい……。

今週、キリン一番搾りの糖質ゼロが出ました。父はキリン贔屓で血糖値を気にするようになってからは、グリーンラベル糖質オフを飲んでいました。
父は私が晩ご飯に行くとビールを出してくるし、新商品が出たら私の分も買ってくれていました。これも絶対に買ってくれてただろうなあと思うんです。発売日にコンビニで見つけて買いました。四十九日にサシで飲もうっと。
まだ続きます。
学生時代に父が亡くなった時に周りに言われるままにやったのですが、公的機関の届け出以外は自分のペースでやってみてもよかったかなと今になっては思います。
たしかに風習としてはあるのですが、それに合わせなかったから批判されるわけでもなし。
最近はすぐにはお墓に納骨されない方も多いみたいですよ。
資産管理などは信託銀行などに相談してみるというのもいいでしょう。
ありがとうございます。学生時代とは……それは言われるままになります。
あまりにも父がお寺と密接に付き合っていたので、葬儀と四十九日、納骨はある程度お寺の言う通りにするのが父の願いになるのかなあと。お墓もお寺の中なんですよね。七日ごとの法要だけは勘弁してもらいました。
資産は開けてみないと分からない感じですね。