
東山 彩味こかじ
京都市東山区粟田口三条神宮道下ル一筋目東入ル三条坊町2-26
月曜定休(12:00〜14:00 17:00〜19:00 LO)
京都のお店ですが、どうしても紹介したいのです!
昔ながらの小さな小料理屋さんという雰囲気。お母さんのお話とお料理の説明が楽しいです。
お店の名前は能の「小鍛冶」からですね。粟田神社、鍛冶神社の麓にあるお店です。鍛冶神社は刀匠、三条小鍛冶宗近と粟田口藤四郎吉光もお祀りしています。夏に御朱印をいただきに行った時は寄れなかったんですが、今回は一人だけど行ってきました!

お椀、お正月ってことで白味噌仕立て!やわらかい、優しい味。京都らしい。お箸置きもお正月っぽく独楽でした。そしてこの鶴のお椀がきれい。手描きなんですって。お椀の説明もしてもらいました。

手まり寿司。千枚漬けが柔らかい!びっくりして聞いたら、そういう種類でシャキシャキしたのもあるんだそう。右手前は栗きんとん。ゆずの皮と果汁が入ってて、甘くていい香りがして初めての感覚!
茶碗蒸しもあったのに撮るの忘れた!!出汁よりも卵の味がしっかりしていて、具の穴子にぴったり合います。

湯豆腐。これに一番感動しました。
薬味がゴマ、三つ葉の茎、そしてみょうが。お豆腐とみぶ菜、そしてこの薬味を一緒に口に運ぶと……感動!ネギ、刻み海苔、生姜が最高と思っていたのに!ゴマの香り、茹でてもシャキシャキしたみぶ菜、そしてみょうがの香り。みょうが、好きでも嫌いでもなかったけど、こんなに美味しいと思ったのは初めてです。ネギは今食べていない人の方にもその匂いが行ってしまうから選ばなかったんですって。
つゆは蕎麦湯みたいに豆腐のお湯を入れて、最後まで楽しみました。
京野菜と湯豆腐と漬物は地元では珍しいものじゃないので、最初はコースに入れてなかったそうです。でもお客さんを連れて来られるタクシーの運転手さんが、「入れないと!」と言って下さったそうで。

大根と大葉の酢の物。これも大葉がこんなに合うとは。お魚に生麩、おひたし、どれも口に合うものばかりで顔がほころぶ♪

赤出汁も美味しいし、ちりめん山椒はお母さんの作。
ご飯には湯豆腐の時に擦ったゴマの残りをかけて、お漬物とちりめんも一緒にいただきます。お茶だけはかけないでと言われました。

もーとにかく美味しかった!真似したいお料理もたくさん!このお昼ごはんが2000円!これだけの京料理がこのお値段なお店は他にないと思います。
お店が暖かい雰囲気で、刀剣関係のイベントで遠方からたくさん人が来ることも喜んでらっしゃいました。最近初めて擬人化した姿のパネルも見られたそうで、こんな感じの人やったのねえって(笑)。
粟田神社でまた何かあったら、と言わずに春夏秋冬全部来たい!!
桜の名所、蹴上のインクラインやウェスティン都ホテル、平安神宮にも近いです。隠れ家的な場所にありますが、桜の季節などにぜひ行って欲しいです。おすすめです。
こかじさん、初夏メニューはこちら!
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