
現在2号線沿いの池田町にある卸売市場。震災で壊滅的な被害を受けました。
本当は「国道2号線沿いで見たもの その3」として考えていたのですが、調べていたら染殿町にも関連があったので卸売市場単独の記事にしました。

明治・大正の頃、西宮の卸売市場は染殿町にありました。市場に集まる商人たちの活気に加え、現在の福祉センターの場所に名門女学校があり、さらに岡田山に移転した女学院の生徒はここからバスに乗るため、西宮東口駅は賑わいました。現在の東口商店街も官公庁街としてお役人たちの行き交う場所だったのです。
しかし交通量が増え道も狭かったことから、昭和に入って現在の六湛寺町・池田町に移転しました。その後東川市場として続いたお店の跡が、今もそのまま残って並んでいます。
震災後に移転する計画もありましたがうまくいかず、廃止された西宮地方卸売市場跡にはドンキホーテができました。最初はアミューズメント施設を誘致していたようですが、周辺の反対で中止になりました。
残された西宮市地方卸売市場、西宮東地方卸売市場はまだ数軒のお店ががんばっています。
そんな中、果物屋さんが始めたアローツリーにはがんばってほしいと思っています。
国道2号線沿いで見たもの その1
国道2号線沿いで見たもの その2

この市場に毎朝仕入れに行ってました。
知ってるお店が店終いしたとか聞くと
寂しいですね〜
魚の臭い等にまみれて、慌ただしい仕入れだったけど
今ではとっても懐かしい記憶です。
2号線を挟んだ向かいの「いこい」という
喫茶店で父とモーニングしたのも良い思い出です。
私が子供の頃、お正月用の買出しはいつもここで、ここに来るとお正月が楽しみなわくわく気分を思い出します。母にお菓子を選ばせてもらえるのが嬉しかったです。お菓子屋さんはまだやってらっしゃいますね。